2019年3月11日号〔No.198〕

【最新溶射技術アプリケーションを見る！】新溶射アプリケーション、自動車分野での採用が拡大！溶射施工・装置市場は半導体が失速、航空機・自動車は堅調

　2018年の溶射市場は、施工・装置・材料市場共に、概ね堅調に推移した。
　航空機業界は、一部で新型エンジンの生産に遅れが出ているものの、同業界向けの溶射装置、材料出荷は好調に推移している。
　自動車は、シリンダーボアの内径溶射や、エンジン周りへのアブレイダブル溶射、ＥＶへの適用を見据えた開発用途向けの需要等もあり、装置・材料共に需要は増加傾向が続いている。
　一般工業分野については、半導体分野は、前半は好調ながら年末頃からやや陰りが見え始めた。後半は引き続き回復基調。また、鉄鋼及び製紙は依然として低位横ばいが続いている。
　ガスタービンについては、依然として案件が少なく、同業界向けの溶射装置、材料需要は低位安定状態が続いた。
　防錆・防食溶射は、高速道路関連、全国の橋梁など公共事業を中心に案件はあるものの、溶射施工については工事の端境期にあたったことから工事量は前年並みにとどまった。
　以上の結果2018年の溶射施工市場、溶射装置・溶射材料市場は2017年比で３〜５％の増加となったようだ。（本文より）

・インタビュー自動車業界での溶射採用が増加の見通し！航空機・自動車業界で新しい溶射アプリケーションが進展！／エリコンメテコジャパン��

・大容量プラズマ溶射装置によるサスペンション溶射の普及拡大！／ユテクジャパン

・低ランニングコスト、水冷不要のＨＶＡＦ溶射プロセスに注目！内径溶射ガンで細径パイプにも対応！／エーシーエム

・ＡＭＴ社と契約結びプラズマ溶射装置等の輸入開始！ＦＳＴ社の提案も強化し技術の相互補完に努める／日本サーマルアドバンス

・「創立60周年記念台湾／台北ツアー」挙行！会員ら約40名が参加し、親睦深める場に／日本溶射工業会

・2019年３月期第３四半期連結決算／トーカロ

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