2019年1月21日号〔No.197〕
溶射業界は引き続き高水準を維持!航空機、自動車は堅調、半導体は踊り場 防錆・防食は若干回復ガスタービンは低位横ばいの見通し
2018年度の溶射市場は、新型機の投入が順調な航空機業界、業績が堅調な自動車業界向けの装置・材料需要が好調に推移し、また半導体業界向けの装置需要も極めて高水準で推移。一方、防錆・防食分野、ガスタービン等は低迷したものの、全体としては溶射施工、溶射装置・溶射材料のいずれにおいても前年を上回る水準であった。
2019年の見通しについては、航空機、自動車は引き続き堅調。半導体業界は2018年後半から踊り場に差し掛かっているといわれており、やや不透明な状況。ガスタービンは引き続き厳しい状況が続くものの、若干上向く見通し。一昨年、昨年と低調だった防錆・防食は、2019年も厳しい状況が続きそうだが、若干施工量は増加する見通し。
以上のような状況から、溶射施工、機器・装置、材料市場は、前年比7〜8%増で推移すると予想する。
一方、溶射業界でも人手不足は深刻な問題となっており、2019年はロボット等自動化システムの導入が加速すると思われ、その動向も注目されるところだ。(本文より)
【2019年 年頭所感】
・溶射国内導入100年の年に15年ぶりの国際溶射学会開催!/ 一般社団法人 日本溶射学会
・創立60周年記念式典を2月開催!溶射の市場調査も実施へ!/日本溶射工業会
・半導体・FPD分野が業績を牽引!増産対応・新技術開発でニーズに応える!/トーカロ
・常熟工場が業容拡大!インド工場も生産体制強化へ!/大阪ウェルディング工業
・新規需要開拓新溶射技術・皮膜剥離技術の実用化・普及に取り組む!/三興防蝕
・溶射のトータルソリューション≠提案、提供することでお客様の信頼を獲得する!/エリコンメテコジャパン
・海外におけるキャストリングループの製品と補修施工技術を日本でも展開!/ユテクジャパン
【溶接・各種接合・切断・高圧ガス・メカトロ“特許出願公開速報”】2018年11月8日〜2018年11月22日(公開分)
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