2019年11月18日号〔No.677〕
【光学部品特集】'19年度のレーザ用光学部品市場は
加工機の海外輸出低迷により縮小傾向が続く!
2019年度上期の国内レーザ加工機器市場は、好調とまでは言えないものの、'18年度下期に引き続き堅調に推移した。
東京オリンピック関連施設工事はピークを超えたものの、首都圏再開発や公共事業など案件は多くあり、建築鉄骨、建設機械及びそれに付随するシャーリングなど鋼材加工業は依然として忙しく、同業界での設備投資は昨年度に引き続き高水準で推移した。また、建設機械や自動車も堅調に推移した。一方、輸出については、厳しい状況が続いた。米中貿易摩擦の悪化により米国及び中国では設備投資が低迷し、両国向けのレーザ加工機輸出も減少した。また、中国をはじめとするアジア市場においては、現地メーカーとの競争激化により、日本メーカーは苦戦を余儀なくされた。
以上の結果、'19年度上期のレーザ加工機出荷台数は昨年度を若干下回り、さらに鋼板切断用レーザ加工機におけるファイバーレーザ化が一層進んだことで、レーザ光学部品の出荷実績は前年度上期を下回った。
以下、レーザ種別に光学部品の需要動向と、今後の見通しについて分析する。(本文より)
・高精度・高耐久レーザ用光学部品各種をラインアップ!YAGレーザ用バリアブルアッテネータも好評/昭和オプトロニクス
・光学系全体のソリューション提案によりレーザ加工技術のすそ野を拡大/住友電気工業
・ファイバーレーザ用加工ヘッド各種好評!/ツーシックスジャパン
・回折効率97%の高効率!Gitterwerk社製高効率透過型グレーティング/光貿易
・標準品からカスタムメイドまで幅広い対応が可能!高精度・高耐力レーザ用光学部品各種をラインアップ!/カンタム・ウシカタ
・インタビュー新素材・精密切断・溶接加工技術の強みを活かし製品ラインアップの拡充を図る!/澁谷工業 メカトロ事業部
・最新の加工ヘッド&センサ技術で高品質なレーザ溶接・切断を実現!/コヒレント・ジャパン
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