2019年5月20日号〔No.665〕
【ファイバーレーザ特集】海外市場は先行き不透明感が増すも国内市場は引き続き堅調に推移!
【切断】
全世界的に高出力化のニーズが高まる中、欧米や中国市場などでは、15kWの発振器を搭載した鋼板切断用ファイバーレーザ加工機がリリースされている。
一方、日系メーカーでは、門型レーザ切断機メーカーの日酸TANAKAが12kWモデルを市場投入し、板金向けでは、海外市場でも豊富な販売実績を有するアマダ及び三菱電機が、それぞれ9kW/8kWモデルを展開している。
このように、鋼板切断用レーザ加工機におけるファイバーレーザの存在感が一層高まる中、'18年暦年の日本市場におけるレーザ切断機の出荷比率は、ファイバーレーザがCO2レーザを大きく上回っている。
日本市場で鋼板切断用ファイバーレーザ加工機が普及し始めたのは'13年頃。この5年ほどでファイバーレーザ化の流れが着実に進んだ主な要因として、CO2レーザと比べて、@電気とガスのランニングコストを大幅に低減A加工ヘッド以外の光学部品&伝送光学系がないのでメンテナンスフリーB波長が約10分の1であり、銅やアルミ、チタンなどの高反射材の切断も比較的容易に実現―などが挙げられる。近年は切断品質(面祖度・面直)の向上や対応ワークの拡大も著しく進展している。(本文より)
・レーザ加工 現場ルポシリーズ「今、現場で何が起こっているか!」VOL.19 No.209
ファイバーレーザ切断機導入で中厚板・薄板の高精度・高速切断を実現!短納期対応の新たな武器に!/日新産業
【ファイバーレーザ最新情報】
・インタビュートップメーカーならではのトータルソリューション≠フ提案を強化する!/IPGフォトニクスジャパン
・ラインアップ充実によりファイバーレーザ加工機の受注好調!全工程自動化システムの提案強化、新型機も発表/三菱電機
・ENSISテクノロジーと高出力発振器により高速・安定切断加工を実現!ファイバーレーザマシン「ENSIS3015AJ(9kW・6kW)」受注好評!パンチ・ファイバーレーザ複合マシン「EML―AJ」シリーズも好評/アマダ
・高機能溶接技術“CleanWeld”自動車・バッテリー分野での注目増!/コヒレント・ジャパン
・3次元CADを用いた板金加工のトータルソリューションを展開!/キャドマック
・高出力ファイバーレーザ発振器各種をラインアップ!CW6kW、パルス200W、QCW300/
3000Wまで/カンタムエレクトロニクス
・10kW発振器搭載ファイバーレーザ開先切断機「FMZU」が注目集める!/日酸TANAKA
・老朽化設備のリプレイスや自社開発製品の拡充を通じて事業体制を一層強化!/レーザックス
・“国内高炉製SN材(板厚19o)”を安定切断!「FIBERTEX」新モデル/小池酸素工業
・インタビュー“東成グループならでは”のソリューション提案を一層強化!/東成エレクトロビーム
・JPT社製高出力CWファイバーレーザ発振器受注好調!/アストロン
【レーザ業界ニュース】
・「MF―TOKYO 2019プレス・板金・フォーミング展」7月31日〜8月3日東京ビッグサイトで開催!
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