2019年9月16日号〔No.476〕

【プラントメンテナンス特集】プラント保安業務の合理化が求められる中、高所点検のドローン活用に道筋！

　近年、燃料油の国内需要は過去10年間で約２〜３割減少。少子高齢化による社会構造の変化、ハイブリッドカーに代表される省エネ車の普及によって、今後も国内の石油需要は減少すると見込まれている。現在、国内にある製油所の精製処理能力は実際の内需に比べて２割以上多く、供給過剰状態にある。国際的に見ると、国内では製油所ごとの石油精製能力が海外に比べ低いため、隣接する製油所間の一体運営や付加価値の高い石油製品や石油化学品の比率を高める必要がある。政府は業界の競争力強化を図るため、「エネルギー供給構造高度化法」を改正し、業界再編を促してきた。
　国内の製油所の原油精製能力は現在、日量約350万バレルで推移しており、年々減少を続けている。製油所の多くは設置から50年以上が経過し、最近では経年劣化による漏洩事故も発生しており、メンテナンスに掛かるコスト負担も増大している。
　このようにプラントの安全かつ安定的な操業の維持が求められる中、設備の高経年化や熟練作業員の引退、現場の人手不足等による保安力の低下が大きな課題となっている。特に、非防爆エリアに敷設されたオフサイトプラントは低コストで運営されてきたため、安全対策の早急な強化が求められてきた。（本文より）

・プラントのニーズに合わせた定点肉厚モニタリングが可能！常設型超音波肉厚モニタリングシステム「Smart PIMS」／非破壊検査
・埋設柱の地下腐食や防食テープ下の配管腐食の検査に！ポータブル電磁超音波探傷器「VOLTA」／ポニー工業
・タンク側板を一日あたり50�u探傷可能！低周波電磁誘導探傷装置を使ったタンク側板検査機器ユニットを開発！／テステックス・ジャパン
【非破壊検査機器生産実績データ 一覧表】（経済産業省調べ）

・令和元年度　「９月例会兼経営交流会」開催！　「働き方改革と適切な労務管理」の　講演に注目集まる！／日本非破壊検査工業会関西支部
・インタビュー受講者全員の合格を目指し講習内容の精度を上げる！／ソナエンジニア
【検査＆計測関連 “特許出願公開速報”】2018年8月16日〜2019年2月21日（公開分）