2019年8月12日号〔No.475〕
              
            【PT・MT特集】PT・MT市場ともに自動車・鉄鋼関連などが堅調! 
            AIを活用した自動解析技術の研究開発も進む 
             
              浸透探傷試験 
             浸透探傷試験(PT)は、試験体の表面に開口した傷やピンホールを肉眼で検出しやすくするため、PT剤を塗布し再度表面に吸い出すことで浮かび上がらせる検査方法。主な適用分野は、電力・化学プラントの保守点検、自動車部品や航空機の部品検査、鋼鉄関連の検査――など。 
               本紙調査による'18年(暦年、以下同じ)の国内におけるPT剤の総需要金額は、前年比微増の約24億円と推測される。需要業種別の構成比は、電力プラントの保守検査が30%超、自動車部品検査が20%超、化学プラントの保守検査が20%弱、鉄鋼関連の検査が10%超、その他(航空機部品検査を含む)が残りの15%ほどを占めている。 
               主な需要動向として、自動車関係や鉄鋼、インフラ関連、航空機の部品検査向けなどが堅調に推移したもよう。国内のPT剤メーカーとしては、マークテック、タセト、栄進化学の3社で総出荷量の8割超を占めると言われ、その他、イチネンケミカルズ、IHI検査計測、日本ウェルディング・ロッドなどが参入している。 
             近年、雨天時にも使用できる浸透探傷剤が注目を集めている。鉄道のレール検査では、従来、雨の日は簡易テントなどの設置や作業日程の変更が必要となり、業務の見通しが立ち難いことが悩みの種となっていた。そこで、鉄道会社と検査機材メーカーが本製品を共同開発し、現在では、あらゆる鉄道会社から求められる人気製品となっている。 
            (本文より) 
              
             
              
            【PT・MT関連最新情報】             
            ・高品質・高信頼性有する探傷剤各種の需要堅調!/タセト 
            ・次世代のPT・MTソリューションも続々開発!/マークテック 
            ・無人検査を目指し「画像検査処理装置」をPR!/日本電磁測器 
             
            【業界動向】 
             
            ・NDIレベル2(UT・MT・PT・RT)の対策セミナーの案内/日本非破壊検査工業会 
            ・インフラモニタリングシステムの早期実用化について/モニタリングシステム技術研究組合 
            ・「非破壊評価総合展」開催!更なる需要増が期待されるインフラ検査に最適な新製品が続々登場! 
            ・新役員体制決定/川重サポート 
            ・兵庫県非破壊検査連合会が「近畿非破壊検査連合会」に名称変更!             
            
             
              
               
             
           |