2019年12月23日号〔No.374〕
【溶解アセチレン特集】
2019年(暦年)年間生産量は約9,100d(前年比5.2%減)
同販売量は約8,900d(同5.6%減)の見通し!
アセチレンは、発火温度が305℃と、他の可燃性ガスと比べて極めて低い一方で、火炎温度は溶断ガスの中で最高の3330℃になる。加えて溶断ガスの中で酸素の消費量が最も少ないといった特性から、これまで鋼板の溶断、鉄筋の圧接をはじめ、鋼材の焼入れ、溶接、溶射、ろう付など幅広い分野で使用されてきた。
一方、造船業が隆盛を極めた1970年(昭和45年)をピークに、当時93工場で年間約6万5千dを生産していたアセチレンは、生産量だけでなく販売量もともに漸減傾向が続いている。'70年代の造船不況など、アセチレンの大口需要先の生産活動が低迷したことを契機に生産量・販売量ともに減少し始め、その後アセチレン以外の切断・溶断工法が確立されたことや、コストパフォーマンスに優れた他のガスアプリケーションが開発されたことなどにより、減少の一途を辿っているのが実情だ。(本文より)
・インタビュー容器1本1本の取引きを大切に保安確保の点から容器回収活動にも注力!/大陽日酸ガス&ウェルディング
・インタビュー供給責任を果たし既存顧客を守ることに徹する/東邦アセチレン
【業界動向】
・「第27回保安対策連絡会議」開催!災害対応をはじめ、各団体の最新動向をテーマに活発な意見飛び交う!/全国高圧ガス溶材組合連合会
・川崎化成工業で機能材製造設備を新設/エア・ウォーター
・重要人事/昭和電工ガスプロダクツ
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