2019年1月28日号〔No.363〕
【2019年 産業ガス業界の見通しと需要予測】
産業ガス全般に出荷堅調も安定供給や価格是正が課題に!
2018年の国内総生産(GDP)は、7〜9月期にマイナス成長を余儀なくされ、10〜12月にプラス成長に戻ったものの、年間の成長率は1・2%に留まる事が予想される。
企業の設備投資は底堅く推移しているが、米中貿易摩擦を巡る不透明感が深まっている事から、投資を先送りする動きが増える可能性もある。民間企業の設備投資の先行指標となる機械受注は、'18年11月分の統計で前月比微減の8,631億円と、2カ月ぶりのマイナスとなった。特に製造業は6.4%減の3,957億円で推移し、投資に対する足踏みが見られる。また、鉄鉱石や石油、天然ガス等の原料価格や輸送費、人件費等のコスト上昇が続いており、企業収益を圧迫する要因ともなっている。
こうした中、(一社)日本産業・医療ガス協会(JIMGA)が公表している産業ガス月次統計の'18年10月の一般販売量を見ると、酸素・窒素・アルゴンとも前年同月比プラスに推移し、ガス需要は堅調を維持した事が見て取れる。(本文より)
・インタビューガス事業に続く第2・第3の柱を育成し 「全天候型カンパニー」目指す!/エア・ウォーター
【西暦2019年 産業ガス業界始動!】
・日本産業・医療ガス協会・東京都高圧ガス溶材協同組合・神奈川県高圧ガス流通保安協会・千葉県高圧ガス流通保安協会・静岡県高圧ガス溶材組合・北陸高圧ガス溶材組合
・2019年ひとことインタビュー 「移動車両の違反根絶」「災害対策」 「溶接・溶断中の事故の撲滅」に 注力する! /(公社)東京都高圧ガス保安協会
・グローバルメジャーとしてさらなる飛躍を目指す/大陽日酸
【産業ガス関連・業界動向】
・環境技術センター買収環境分析事業の育成・強化を図る!/関東エア・ウォーター
・所有者不明容器の公表高圧ガス保安協会/中央容器管理委員会
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