2012年11月12日号[No.394]
【RT特集】
施工市場・機材市場ともに
原発事故の影響続き、厳しい環境に
放射線透過試験(RT)は、圧力容器や橋梁、発電プラント、パイプライン等の溶接部や鋳造品の検査に多く適用されており、その他、エレクトロニクス部品やアルミダイキャストの微小な欠陥・キズ検出や、食品の異物混入検査、空港等でのセキュリティー用でも採用されている。
その原理は、放射線が被検査物を透過する現象と写真フィルムを感光させる現象を利用して、対象物内部の状態を記録するもので、キズの状態や形状、寸法が視覚的に捉えやすいことや、被検査物の厚さに幅広く対応できることが大きな特長となっている。
また、非破壊検査の手法として長い歴史を有しており、現在もRTと超音波探傷試験(UT)による売上げ比率が高い検査施工会社が多く、最もポピュラーな非破壊検査手法と言える。
以下に、施工市場と機材市場に分けてRT関連市場の動向を述べる。(本文より)
◎RT施工市場
◎RT機材市場
・RTの検査時間、
コスト削減に貢献
デジタルX線検査システム「FCR」
富士フイルム ビジネスサプライ
・低価格(295万円)な
X線フィルム自動現像機をPR中
GEセンシング&
インスペクション・テクノロジーズ
・「SLOFEC」はじめ
効率的な検査に貢献する
スクリーニング技術を開発!
非破壊検査
・高解像度・検出精度を実現!
携帯型デジタルX線検査システム
「レイザーエックス プロ」
超小型「ボルトエックス プロ」も
登場
コーンズテクノロジー
【検査&計測 業界動向】
・「創立60周年記念式典」を開催!
非破壊検査技術の信頼性向上に向け
更なる事業活動推進へ
日本非破壊検査協会
・ブロック会議で
意見交換が活発に交わされる
CIW検査業協会・東日本地区ブロック
・「第6回総合検査機器展(JIMA2012)」
開催!
―最新技術・製品が一堂に集結―
日本検査機器工業会
・検査会社ルポシリーズ
『今、検査会社は!』No.14
グループ内需要の喚起と
外販比率引き上げに注力!
神鋼検査サービス(株)
・新社長インタビュー
経営方針受け継ぎながら
更なる会社の発展目指す!
―(株)大検
代表取締役社長 栗山 眞人氏に聞く―
・新社長インタビュー
異業種との交流を深め
新たな検査分野の開拓に注力する!
―新光検査(株)
代表取締役社長 梶岡 昌三氏に聞く―
 
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